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[HERBIS SELECT]人がつくるものはその人の空気感をまとう -MOTHERHOUSE-

2020年12月04日

ここにしかないアイテムや、シェフがこだわり抜いた料理、心に残るサービス。
日常に上質な出会いをもたらす、ハービスのお店を訪ねる。
今回はアジア各国の素材や職人技を生かし高品質なアイテムを展開する[マザーハウス]へ。
ハービスに出店して7年、生産者の技術ともの作りへのこだわりを伝え続けている。

はじまりは麻のバッグから

世の中に「サスティナブル」や「SDGs」という言葉が今ほど浸透していなかった2006年。当時アジアで最も貧しい国と言われていたバングラデシュでは、デモやテロ、洪水などで情勢は荒れ、さらに欧米から来たバイヤーが1枚1ドル以下のTシャツを短納期で作らせるなど、労働者が過酷な状況に置かれていた。代表兼チーフデザイナー・山口絵理子さんは、そんな環境でも食べていくために一生懸命働く人々を目の当たりにする。

「彼らと一緒に正しいやり方でもの作りをしたい」。そんな想いを抱いた山口さんは同時期にバングラデシュの麻素材・ジュートに出会い、これでバッグを作ろうと現地の職人たちと共に工場を設立。これが[マザーハウス]の始まりだった。試行錯誤の末に完成させた160個のバッグを、大学の先輩だった副社長・山崎大祐さんの協力を得て日本で販売。その後もいくつもの課題を乗り越え、今では全国に30店舗、海外に10店舗を展開する。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をコンセプトに持続的な生産体制を作りあげ、高品質なアイテムを続々と生み出している。

「黄金の糸」とも呼ばれるジュートは、耐久性と通気性に優れたバングラデシュの特産品。綿と組み合わせた独自の生地に洗い加工を施して、やわらかくなめらかな手触りをかなえた「ウォッシュ ジュートランチバッグ」各15,400円

世の中にあふれる素材を生かす

バッグやストール、ジュエリーと多岐にわたる[マザーハウス]の商品開発は、すべて素材との出会いから始まる。「世界中にある素材の数だけもの作りがあり、その魅力を最大化しお客様に届けることこそ自分たちの仕事」と副社長の山崎さん。そのためにも、生産者が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を作ることが肝心だ。

素材は産地まで必ず足を運んで適正な価格で直接取引し、工場スタッフには適正な賃金を支払う。ネパールで行われるストール作りは、あえて工場ではなく女性たちの内職で成り立つようにしている。男性は他国へ稼ぎに出ていて、女性は家を空けられないことが多いからだ。村で養蚕された繭を手で紡ぎ、織り、染め、薬品を一切使わないローシルクストールは、手仕事ならではの温もりが伝わる逸品だ。

[マザーハウス]が生産拠点とする国の人々は、元よりまじめで手先も器用。そんな彼らが安心できる環境の中で手を抜かずに作ったものは、いずれも上品な佇まいがあり、丈夫でほころびも見当たらない。手にとってみると、その丁寧な仕事ぶりをより感じることができる。

2009年から取り扱うネパール製のストールは、蚕から繭、繭から糸、糸から生地と、工程を分け内職を分業。精錬していない絹の生糸特有のナチュラルな風合いで、使い込むほど肌になじむ「クサキゾメグラデーションストール」各16,500円

伝統工芸には新しい挑戦を

創業時からすべてのプロダクトデザインを手掛ける代表の山口さんは、守るだけでは廃れていく伝統の新たな可能性を提案し続けている。2015年から始まったジュエリーラインもその一つ。インドネシア・ジョグジャカルタのフィリグリー(銀線細工)は、大ぶりでデザインが古く、技術ごと途絶えようとしていた。そこで日本人好みの小ぶりなデザインにチャレンジしてもらったところ、細やかな模様で肌なじみの良いアクセサリーは店頭で評判となり、職人たちのモチベーションもアップ。次々と新しいコレクションが生まれる人気のシリーズになった。今では学校の授業でフィリグリーの技術を教えるなど、後継者の育成にも積極的に取り組んでいる。

ジョグジャカルタの伝統技術、フィリグリーを用いたジュエリーライン。太さ1㎜以下の純度の高い金線で作られた繊細なモチーフは、どれも目を奪われる。写真右から3番目、ネックレス「花弁」37,400円、その左、「姫胡桃」37,400円

それぞれのアイテムが醸し出す手仕事の温もりをお客様にそのまま伝えたいと、お店の什器はなるべくスタッフの手作りにこだわる。こちらのテーブルは開店時に山崎さんが手掛けた力作。奥の棚も手作りした。

人から人へ紡ぐストーリー

創業から14年が経ち、さまざまなものや人との出会いから数えきれないほどいくつもの物語が生まれた。それらをお客様に伝える大事な役割を果たしているのが、ストーリーテラーと呼ばれる販売スタッフ。一つひとつのアイテムにどのような人が携わり、どのような想いが込められているか、ここハービスの店舗でもすべてのスタッフが丁寧に教えてくれる。山口さんと二人三脚でやってきた山崎さんは「せっかくすてきなものをつくっても、関わる人たちがみんなハッピーで笑顔でなければ本当にすてきとは言えない」と話す。

今後は、現在250名のスタッフを抱えるバングラデシュで学校や病院などを併設した1,000人規模の新工場建設を予定。インドのカディコットンとの出会いから、アパレルラインも充実させるそう。素材を採る人、加工する人、販売する人…関わるすべての人の想いが重なる[マザーハウス]では、永く愛用したくなる、そして思わず語りたくなるアイテムがきっと見つかるはずだ。

写真右上から、バングラデシュの自社工場には国内トップクラスのバッグ職人がいて、山口さんのデザインをカタチにしていく。インドネシア伝統のフィリグリーはすべて職人たちの細かな手作業によるもの。スリランカの宝石採掘場。良質な石の情報を店のお客様から教えてもらうこともあり、その度に山崎さんらが現地調査に飛んで行く。ブランド誕生の地、バングラデシュに広がるジュート畑。

ブランドヒストリー

2004 山口絵理子代表がバングラデシュに渡航。ジュートに出会い、バッグ作りを始める。
2006 マザーハウス創立。
2007 東京・入谷で初の直営店をオープン。バングラデシュに初の自社工場を設立。
2009 ネパールでストールの生産を開始。
2011 台湾で販売開始。日本国外での初出店となる。 後に香港、シンガポールでも出店が広がる。
2015 インドネシアでアクセサリーの生産を開始。後にスリランカ、ミャンマーでもアクセサリーを生産。
2018 インドに衣類工場を設立。
2022~ バングラデシュに1,000名規模の工場が完成予定。
PLAZA ENT 3F

レディス・メンズバッグ、ストール、ジュエリー

マザーハウス

MOTHERHOUSE

営業時間
11:00~20:00

※記載の情報は記事作成時点のものです。

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