2023年02月15日
ムレスナティーは、スリランカで栽培される良質のセイロンティーブランドです。インド洋に囲まれた小さな島国スリランカには、『セイロン・セブン・カインズ(Ceylon Seven Kinds)』と呼ばれる7つの産地があり、標高・産地により特徴の異なる茶葉が、毎日収穫されています。ムレスナ社の創業者であり、ティースター(茶葉の鑑定人)であるアンスレム・ペレラ氏は、約1万2千あるといわれる茶園ごとの茶葉の特徴を見抜き、確かなテイスティングでブレンドし、ほぼ同じ味を生み出すという神業で質の高い紅茶を世界中に送りだしています。
<写真上>
店長の副島裕太さん
中でも、標高1800~2000mにある産地「ヌワラエリヤ」で栽培される茶葉は、強い日差しと激しい寒暖差によって磨かれた力強い風味が持ち味。華やかな香気と甘み、そして口当たりの良い爽快な渋みを持つ最高級の茶葉として、上質を知る世界中の紅茶通たちの絶大な支持を得ています。
国産のマロンペーストを生クリームと混ぜたマロンクリームをつけていただく焼きたてのスコーン。紅茶とともにどうぞ。
ムレスナ社のフレーバーティーはすべて、この「ヌワラエリヤ」でとれた茶葉の、さらに新芽の部分のみを使用。本国では、基本シングルフレーバーで楽しみますが、日本では複数の香りを組み合わせ、日本人向けにアレンジ。このジャパンブレンドを開発したのが、ムレスナティージャパン代表ディヴィッド・K氏です。ムレスナ社は品質保持のため基本的に各国1社ずつしか販売代理店を認めておらず、ディヴィッド氏は日本唯一のインポーター。「ムレスナティー大阪」の代表・増村匡人さんは、縁あってディヴィッド氏と出会い、その生き方のすべてに感銘を受けて、師事。独立後、2011年に「ムレスナティー大阪」をオープンしました。
ムレスナティーのおいしさの特徴は、何より茶葉の鮮度とコンディションの良さ。柔らかな新芽の部分だけを使うので香り高く、フレッシュな風味は格別です。水で抽出してもふんわり、しっかりと茶葉が開き、香味が楽しめます。
ムレスナティーのおいしさをたくさん伝えたいと、ディヴィッド・K氏がデザイン、メッセージのすべてを自身で制作しているキューブボックス。ギフトにも喜ばれます。
「もちろん、香りのないブラックティーも、クオリティが高く大変おいしいです。この先、ムレスナティージャパンは40周年を迎えます。それに向け、ブラックティーブレンドの魅力ももっと発信していきたいと思っています」と、店長の副島裕太さん。
副島さんがいま、お店で大切にしているのが、スタッフがポットを持って回り、カップが空いている方に次の紅茶を注いでいく“ティーフリースタイル”。お客様は約2時間、多くの茶葉を試飲感覚で味わえ、好みの味を見つけていただく楽しさがあります。
「お茶を運んでいて気付くのは、お客様が、とても幸せそうなお顔をしていらっしゃるな、ということです。和やかでゆったりとした時間を過ごされ、そして気に入った茶葉があれば、購入してくださる。それもまた、嬉しい。お客様もスタッフも、みんなを笑顔にするお店にしたいと思っています」。
明るいカラーで演出されたティールーム。カップが空になるタイミングでスタッフがポットを持って回るティーフリーは、フレーバーティーがいろいろ楽しめると大好評。紅茶の魅力を存分にお伝えします。
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