2023年03月03日
一生使い続けるものだからこそ、強度と美しさを兼ね備えた究極の着け心地で、お客様の想いに寄り添いたい。その一心で鍛造(たんぞう)製法にこだわり、ブランド名にも冠したオーダーメイドリング専門店「TANZO.」。約70年間、婚約指輪や結婚指輪を中心に、世界にひとつだけのリングを造り続けているジュエラーです。
職人が手作業で形づくる「TANZO.」の指輪。金属内の異物や空気を叩き出し、結晶が揃うことで驚きのなめらかさや光沢が生み出されます。思い出の宝石などを使ったリメイクやリフォームを注文することもできます。
指輪の製法には大きく2つのタイプがあり、一般的なファッションリングは型に金属を流し込んで固める「鋳造(ちゅうぞう)」で造られます。一方「鍛造」は、地金を何度も叩いて鍛え、強度を高める製法。刀鍛冶が槌で刀を打ち出す様を思い浮かべるとイメージしやすいかもしれません。緻密に打ち固めることでゆがむことのない強さが生まれます。そして指輪表面のなめらかさはまるで指に吸いつくかのよう。密度が高くなるため地金そのものの光沢も格別です。硬いので傷も付きにくく、クロスで磨くだけのお手入れで華やかな輝きを放つ。これぞまさに一生ものの「TANZO.」クオリティです。
毎日身に着けるものだからこそ、デザインに込める想いや託す願いもさまざま。「TANZO.」では腕利きの職人が一つひとつ、イメージを形にします。あるお客様は婚約者に贈るため、誕生月の8月をイメージした指輪をご希望に。スタッフとスケッチを重ね、センターのダイヤモンドで入道雲を、リングのカーブで波を表現。さらにメレダイヤで青空や雲を思わせるグラデーションを加え、爽やかで華やかな婚約指輪が完成しました。また別のお客様は指輪をネックレスにリフォーム。野球がお好きだったため、地金のバットに、ボールに見立てた宝石をあしらいました。どれも他ではできない唯一無二のジュエリーです。
「指輪の内側にはレーザー刻印で漢字のお名前やご夫婦にゆかりのある簡単な絵も入れられます」と店長の越野恵子さん。ご自身もお子様の誕生日や名前を刻んだ指輪を愛用中。
地金はプラチナと6色のゴールド、計7種類の素材を用意。なかでも「コーラルゴールド」は「TANZO.」独自の美しい色合い。「コーラルは肌馴染みが良く、お守りのように毎日着けやすい色。自然光だと淡いピンクに見え、男性にも人気があります」と店長の越野恵子さん。デザインも製法にも手間がかかるオーダーメイドリングが、鋳造クラスのお値段で手に入るのもうれしい限りです。
見るたびに幸せな気持ちに包まれるオンリーワンの指輪。エピソードを込めたデザインが、家族に受け継がれる宝物のようなストーリーを運びます。
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