2023年08月31日
2023年3月にハービスPLAZA ENT B2階にオープンした「ヴァルカナイズ・ロンドン」は、ファッション、カルチャー、フードで、いつの時代も注目を集める英国・ロンドンの今を感じるショップです。代表取締役の田窪寿保さんは、幅広い分野で英国に精通。2002年に前身のショップをスタートさせ「グローブ・トロッター」のスーツケースの魅力を日本に広めました。現在は、英国王室御用達の老舗からモダンブリティッシュまで、約40ブランドをラインナップ。英国はもちろん、ヨーロッパの人たちに愛されている誠実なものづくりや専門性が息づいた“本物”を紹介するだけではなく、大切なものを長く使う英国文化を体現するサービスも用意しています。
「ヴァルカナイズ・ ロンドン」20周年を記念して作られた限定カラー。オリジナルのロゴが内側に。
ショップ名は、ぴったりとくっつける、圧着するという意味を持つ“Vulcanise”という単語に由来。ブランド同士、英国と日本、お客様とショップをくっつけるという意味と、英国の美意識や精神を圧着するという意味を込め、日本らしいひねりを加えたショップにするため、末尾は、“ze”に変えて、“Vulcanize”としています。
たとえば「グローブ・トロッター」のスーツケースは、ヴァルカン・ファイバーという特殊な素材を使った軽さや丈夫さ、高いデザイン性で、時代を越えて愛されている“本物”の代表です。旅を重ねて変化するボディは、“経年美化”が楽しめるように作られているといいます。
「ハケット ロンドン」や「フォックス・アンブレラ」のパーソナルオーダーは、約2ヵ月〜5ヵ月後のお渡し。「スマイソン」のイニシャルやナンバー、モチーフのスタンピングは約10日後のお渡しとなります。
英国王室のメンバーからも愛されている「フォックス・アンブレラ」は、1947年にナイロン生地の傘を発表し、現在の傘の基本を作り上げたブランドです。キリリとした細いスタイル、個性的な動物のヘッドや木のハンドルの味わい、心地よい雨音など、1本の傘にクラフツマンシップがぎっしり。またステーショナリーで知られる「スマイソン」は、過去に4つのロイヤルワラントを授けられた世界でも数少ないブランド。定番のパナマノートは、インクがにじみにくい旧ポンド紙幣と同じ特殊紙が使われていて万年筆派からも書き心地が秀逸と評判。ノートが気に入ってペンケース、カードケースなどを揃えるお客様も多いそうです。
これらのブランドは、オーダーサービスやパーソナライズサービスも魅力。「ヴァルカナイズ・ロンドンでは、ここでしか体験できないオーダーを承っています。『フォックス・アンブレラ』の傘のビスポークオーダーは、関西ではここだけのお取り扱いです。『スマイソン』には、イニシャルやナンバー、モチーフのスタンピングサービスがあって、大切な方への贈り物やご自身用に選ばれる方も多いですね。オーダーやパーソナライズすることで愛着が湧いてより大切に使っていただけるのだと思います」と、マネージャーの荒谷晃さん。
メンズファッションでは、クラシックでありながらモダンにアップデートしたスタイルに定評のある「ハケット ロンドン」が充実。ジャケットやパンツのパターンオーダーが人気ですが、最近はスウェット素材のビジネススタイルを発表して注目を集めました。
同じくメンズファッションでは、映画『007』シリーズでジェームズ・ボンドが着こなしている「ターンブル&アッサー」のシャツや「N.ピール」のカシミヤニットもラインナップ。「映画で見たあのシャツありますか?と探しに来られる方も。いろんな時代の『007』のお話を聞かせていただいて、勉強にもなります」とお客様との会話も大切にされている荒谷さん。
レディスアイテムで注目は、本格的な日本上陸を果たした「ストラスベリー」のバッグ。キャサリン妃をはじめ、世界のセレブリティを顧客に持つ未来を担うブランドです。また鮮やかな色使いや刺繍、レース使いが特徴的な「セルフ・ポートレート」のドレスはミランダ・カーやオリヴィア・パレルモなど名だたるファッショニスタが愛用。どちらもコンテンポラリーでありながら、流行に左右されない美しさがあり幅広い世代に支持されています。
最後に、ショップコンセプトの“本物”を修理しながら愛用する英国文化を体験いただけるサービス「ヴァルカナイズ・ワークス」をご紹介。「英国製品であれば、洋服や靴、時計はもちろん車まで、なんでもご相談ください。可能な限り、リペア、メンテナンス、リフォーム、カスタマイズいたします」というサービス(有料)です。お気に入りの英国製品で、もう一度使いたいというものがあれば、ぜひご相談ください。
ギフトに人気の紅茶もご用意。
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