2023年09月22日
1950年代から、英国を代表するモダンインテリアの2大ブランドとして知られる家具メーカー「アーコール」と「GーPLAN」。洗練されたデザインと丁寧な造作、そして日本のライフスタイルに合うサイズ感に着目し、2000年代から輸入を始めたのが、ハービスPLAZA ENT 3階に店を構える「英国.Style+1 ANTIKA とモダン.」。英国ヴィンテージ家具の魅力を日本に紹介した草分け的な存在です。その充実した品揃えは関西随一と称されるほど。ショップにはレトロモダンな雰囲気を醸し出すテーブルやスツール、チェスト、さらには食器やインテリア小物までぎっしりと並び、お客様が毎日途切れることなく来店されています。
〈写真上〉
「ご購入いただいた家具はメンテナンスや修理を承っています。いつでもお気軽にご相談ください。海を越えてはるばる日本にやってきた家具のひとつひとつ。ずっと一緒に暮らして、愛着を感じていってもらえれば何より嬉しいですね」と店長の日高かやさん。
フープ状の曲木に細いスポークを合わせた「アーコール」のウィンザーシリーズ。椅子の柔らかなラインは、腰や背のカーブに沿うよう考えられており、ストレスフリーな座り心地も魅力のひとつ。
ヴィンテージファンに人気の「アーコール」は、蒸気で木を弓状に加工する曲木の技術で有名。代名詞でもある優美なボウバックのウィンザーチェア(写真左頁)は、誰もが一度は目にしたことがあるかもしれません。「楡(にれ)とブナの異なる材を適材適所で組み合わせ、美しさと強度を兼ね備えた家具を生み出したのも、当時としては画期的。釘を使わずに仕上げる職人技も信頼できます。無垢の1枚板で同じものを作ろうとすると、今では何倍もの金額になってしまうので、こうした価値のある家具を、大切にメンテナンスしながら使い続けるって本当に素敵なことだと思います」と店長の日高かやさん。
ヴィンテージの家具たちは、木肌の色目がご自宅の内装と異なっても上手になじむのでご安心を。寸法規格が整い、デザインバリエーションが豊富な北欧テイストの「GーPLAN」も様々なシリーズがありますが、全部揃えなければと気負う必要もありません。例えば照明をアンティークのランプに取り替えるだけでも、空間の雰囲気が変わるのでおすすめです。
古着を1枚羽織るように、年代ものの腕時計をコーディネートのアクセントに利かせてみるように、気に入った古い家具を1点身近に置いてみると、見慣れた風景に意外なときめきが生まれるかもしれません。そんな出会いを楽しみに、お店をのぞいてみませんか。
アンティーク・ヴィンテージの家具・小物販売
英国.Style+1 ANTIKAとモダン.
EIKOKU Style+1 ANTIKA&modern
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