「ホープベアーギャラリー」は、現代ポップアーティスト、ロメロ・ブリットの日本正規総代理店。ハービスPLAZA ENT1階の大阪店には、彼の作品がずらりと並んでいます。ロメロのアートは「希望」や「幸せ」、「愛」に満ち溢れ、見るだけでパワーと元気をもらえるインパクトのある作品ばかり。

「お客様は、もともとロメロのファンという人だけではなく、ここで初めて出会い、作品を見てひと目惚れして、購入を決められる方も少なくありません。たとえば、こどもの患者さんが多い歯科医院さんや小児科医院さんが待合室に元気をプラスしたいと購入されたり。また先日も、新会社の設立を控え、何か記念になるものをと探しておられた方が作品を見るや大変気に入られ、即決してくださいました。ロメロの作品には、人の心を一瞬で魅了する不思議な力があると実感しています」と、店長の下髙弘志さん。

ロメロ・ブリットは、1963年10月6日、ブラジルの港湾都市レシフェに生まれました。幼い頃から絵を描くのが大好きで、身近にある新聞紙などをキャンバスに、独学で絵を学んだそうです。20歳の頃、訪れたパリでマティスやピカソの作品に影響を受け、彼らが生み出したキュービズムやポップアートを融合させ、鮮やかな色彩と大胆なパターンを用いた独自の作風を確立。25歳でマイアミに移り住み、その翌年にはスウェーデンが誇るアブソリュート・ウォッカが催す「Absolut Art」に選出されます。これがきっかけとなり、数多くの企業とのコラボレーションに採用されるようになり、一躍世界の注目を集めました。アンディ・ウォーホルやキース・ヘリング、ロイ・リキテンスタインの亡き後、現在のポップアートシーンの第一人者としての地位を確立しています。

ロメロはまた、世界中のセレブや各国の要人とも親交を持ち、多くの肖像画を手掛けています。ローマ法王、エリザベス女王、レオナルド・ディカプリオ、エルトン・ジョン、マイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストンなど……。肖像画制作のオーダーは、今なお世界中から途切れることがないそうです。

ロメロの作品は2008年と2011年にルーブル美術館のカルーゼル・デュ・ルーブルをはじめ、世界100ヵ国以上のギャラリーや美術館で展示されてきました。またロンドンのハイドパーク、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港のパブリック・アート・インスタレーションを制作。2010年、2014年のFIFAワールド・カップや2016年のリオデジャネイロ オリンピックではオフィシャルポスターのアートを手掛けるなど、さまざまなアートプロジェクトに携わっています。

「ロメロの作品には、一つひとつ名前とメッセージがついており、そうした絵の意味を大事にされるお客様も多くおられます。たとえばハートの鍵の絵も代表的なアイコンの一つで、ロメロは家族を大切に想う気持ちの象徴として描いています。『その意味を聞いて玄関に置くことを決めました』とご購入された方もいらっしゃいました」と、下髙さん。

コロナ禍により、家で過ごす時間が増え、快適で心豊かな空間をつくりたいと、インテリアを見直される方も多くおられます。置くだけでその空間がパッと明るく、ハッピーになるロメロ・ブリットの作品。お気に入りの1枚に出会い、ご自宅に飾られてはいかがでしょうか。