2021年06月03日
ブライダルフォトを中心にライフステージの写真撮影を手掛けるスタジオ。お客様のクチコミをきっかけに、全国へ、そしてヨーロッパやアメリカ、ハワイにも拠点を持つ世界的な規模に成長した。専属フォトグラファーをはじめ、ヘアメイク、ドレススタッフ、デザイナーなど、写真撮影やアルバム制作に必要なスタッフを全て自社で賄い、ワンストップでサービスが受けられる。
ショップの壁を飾るスタイリッシュでエモーショナルな写真の被写体はプロのモデルではなく、「ラヴィ・ファクトリー」のお客様と聞いて驚いた。まるで映画のワンシーンを切り取ったようなドラマティックで美しいショットが壁を埋め尽くしている。
挙式の当日は進行やご挨拶など新郎新婦はとても忙しくて、晴れ姿を美しく残すのはなかなか難しいもの。思い出の場所や、好みの季節を選ぶ〝前撮り〟や、挙式はしないけれどじっくり時間をかけてチャペルや旅先でよき日の記録を残す〝フォトウェディング〟を選ぶカップルも増えているという。
もちろん挙式当日のカップルの〝撮り直しのきかない感動のドラマ〟を余すところなく撮り尽くすドキュメンタリーフォトにも定評がある。その日のカップルを精一杯カメラに落とし込み、よりすぐりのショットをチョイス。ヨーロッパやハワイなど海外にも拠点を構え、専属のフォトグラファーを数多く抱える「ラヴィ・ファクトリー」ならでは、ファッション雑誌の特集ページのようなアルバムができあがるのだ。
仕上げはハードカバーの洋書のようなスタイリッシュなものから、写真をプリントアウトして手作業で制作するハンドメイドアルバム、デザイナーによる洗練されたレイアウトが魅力のデジタルアルバム、キャンバスボードやハガキ仕立てなどお好み次第だ。
「和装で撮りたい」というリクエストがあれば、「なぜ和装を選ぶのか」と聞いてみるそう。話すうちにご自分では気づかなかった想いが見えて来る。一番見せたい人がお母様だから、という答えを引き出せたら、では撮影当日お母様も参加していただけばという提案が生まれ、「お母様が着物好き」とわかれば、衣装合わせの日もお母様のご意見を聞けば、と、撮影準備も思い出に変えていくドラマのストーリーが動き出す。
日本人は個性が強くないとも言われるが、たくさんのカップルと話すうち、それぞれに素晴らしいドラマがあり、キャラクターもいろいろだと、改めて気づかされた。たとえば出会いの場所と季節やその時の気持ち、休日の楽しみ方、共通の趣味、ご家族やご友人のことなどを、打ち合わせでお聞きすることで、自分たちのことを見つめ直すきっかけになるという。
また、写真をウェルカムボードに仕立てたい、新居にさりげなく飾りたい、コロナ禍でなかなか会えない祖父母に見せたいなど、目的も重要。想いをたくさん伝えていただけるほど、写真に奥行きが出て、撮り方も変わってくるという。
撮影は友人のような距離感でコミュニケーションをとりながら進める。カメラを意識することなく、休日に友人と過ごすような雰囲気になれば大成功だ。ナチュラルでリラックスしたショットが、いちばんその人らしく美しい。
欧米では、個人やファミリーがフォトグラファーを指名、誕生からお葬式までライフイベントのたびに依頼して、生涯の記録を残すことも珍しくないという。「ラヴィ・ファクトリー」でも、ブライダルフォトをきっかけに、赤ちゃん誕生やお子様のイベント、お嬢様の結婚式への依頼があるなど、欧米のようなスタイルの兆しが見える。お付き合いが長くなるほど、コミュニケーションが積み上がり、フォトグラファーとの距離が縮まり、写真の奥行きも深まって、もっともっと自分たちらしい写真が撮れる。
「そんなお付き合いができるお客様が増えています」と菅原さん。あなたと新しい家族に一生寄り添える専属フォトグラファーが見つかれば、人生の輝かしい軌跡をいつでも鮮やかに蘇らせることができる。
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